開腹子宮全摘手術 + 両側卵管切除術の記録

2018年12月5日入院 / 6日手術 / 14日退院 + それから

名前をつけられない不安

手術をすると決まったものの、日程がなかなか決まらず不安だった。
義母からは、心配したり考えてもどうにかなるものじゃないんだから、心配するのはやめなさい、と言われた。ほんと、そうできたらいいなと思いながら、考えることをやめることはできなかった。それってどうやってするの?

私を救ってくれたこと。
一人でドライブに出かけて、好きな音楽を聴きながら知らない街を走り、食べたことのないご当地ご飯をいただいて、見たことのない景色を見ながら旅をすることだった。

私は実のところ何を恐れているのか。避けてきた手術を受けることになった今、心をどう準備したら納得することができるのか?ここで自問自答タイム <わたしはさー、でもさー、こうできたらきっと・・・>。

考え続けることで、不安に陥ることもある。けれども更に考えることで、光が見えることがあることも知っている。普段は即決、直感優先型の私だけれど、理解できないことについては自分と対話しながら考えて決断をしてきた。

他人に何かを言われても決めるのはわたし。手術が本当に嫌ならば、私はそれをやめることもできる。逃げるという選択肢もある。

3ヶ月という待機時間中に、とことん自分自身と話し合った結果、もし手術をした結果何かが起こったとしても受け入れてみようと決めた。だからこれから待ち受ける痛みに関しては恐怖を感じていたけれど、その他の不安については一切無かった。今考えてもどうにもならないと思っていた。
*筋腫が急速に大きくなったため、悪性であることも疑われた。直径20cm×20cm位と言われるも、術前検査のMRIでは器械で撮影しきれないくらいの大きさの子宮だった。オペ後に病理にまわしてみないとわからないので、今後更に何かが見つかった場合は、その時に治療方法を考えてみましょうと言われていた。

さすがに、オペ室に呼ばれる前は心臓はばくばくした。
いざ看護師の方が病室に迎えに来てくださったときは客観的にオペ室へ向かう自分を見つけることができた。ここで、オットの弟Rくんの「初めての手術、楽しめばいいよ」とMさんの「美しく立派な鯉となれ!」の言葉を思い出す。

そうだ、楽しんでこよう。私にできることは立派な患者でいることだけだから!
何がその人にとって励まされる言葉になるかわからないものですね〜😊

オペルームに来てからは、キョロキョロしながら脳内実況中継。
手術室は想像以上に雑然としています、点灯すると眩しそうなライトが手術ベッドの上にはあってドラマみたいですね〜、部屋はかなり冷えますがベッドはふかふかで暖かいです、オペ中はみなさん寒くないのでしょうか?麻酔医の先生の眉は太くてりりしいです・・・。どうしようもない実況中継ですが、随分落ち着いた。

術後病室に戻ってきた私に夫が声をかけると私はにやにやへらへら笑っていたらしい。
そしてもにゃもにゃと何か話していたらしい(私の記憶では手術前後の話をした)。