開腹子宮全摘手術 + 両側卵管切除術の記録

2018年12月5日入院 / 6日手術 / 14日退院 + それから

術後1年が経過しました

早いものでもう一年!

あれだけよれよれだったのに、1ヶ月後に水泳をはじめ、半年後にジムに入会し、自転車レースにも出場しました。今は、術前よりも体力がある気がします。

そして転職もしました。

新しい分野のお仕事です。わたしは若いとかそうじゃないとかは何をするにも関係ないのですが、アラフィフで新入社員となると、周りをざわつかせてしまうようですね。わたしにできることは何だろう?と考えて、とりあえず、早く出勤をしてお掃除をすることから始めました。半年たった今、お掃除をすることは私の朝の運動になり(そこそこ広い部署にいます)今は任せてもらう仕事も増えてやりがいを感じています。

異なる職種ではありますが、基本は同じこと。相手の立場に立って、きちんと動く。わたしにできることなら、なんでもよろこんでやってみます。ダメなら助けを求めます。だいじょうぶ、という気持ちがあります。

周りの人たちにも影に日向に助けていただき、何度心の中で嬉し涙を流したかわかりません。手術をして、回復をして、誰かの役に立って動けることの素敵さに改めて気がついたことで、毎日はいつも特別でキラキラと輝いています。。。。というのもオーバーかもしれませんが、でもほんと、そうです。

手術が怖くて迷っている人へ。

一年後のあなたがわたしです。

麻酔をしてしまえば、もうだいじょうぶ?!😁

身を任せましょう。へっぴり腰代表のわたしでもこうなれましたよ。

新しい年、みなさんが幸せでありますように。

レールユーロッパで購入したチケット

本日無事に千代田区の発券センターから郵送されてきた。

二人分で、行きは186ユーロ

帰りは131ユーロ。

コペンハーゲンストックホルム往復

1か月前に予約していれば、半額ぐらいで買えたものの、忙しいことを理由に後回しにしてしまった。

 

術後半年が経過しました。

2018年12月6日に開腹子宮全摘手術を受けてから半年。
手術の前に仕事も辞めてしまったので、体と心のリハビリを兼ねて職業訓練校というものに通い始めたのが今から5ヶ月前。その学校も今月末で修了します。

毎日朝から夕方までみっちり授業を受けながら、学校内の定期テストの他に各種資格試験を受験し、就職に向けてポートフォリオの作成も同時進行で行うなど、想像していた以上に勉強することが多くあり、気合も体力も求められた楽しくもきつい期間でした。

座りっぱなしの生活で腸閉塞になったらどうしよう、という不安もあったので、勉強や課題の合間をぬって、ジムやプールにも通っています。お天気が良くなってからは通学も自転車にしました。

忙しくも、頑張った分だけ成果が見える日々を過ごしていたおかげで、この半年間、術後の身体の不安や痛みは全く感じませんでした。
ちょっとしたストレスや、だるさとかはありましたが、そんな時は、家にいると沈んでしまうので、少し無理をしてでも散歩をしたり、図書館に出かけたりなど、外へ出る事で解消していました。

おへその上まで切ったので傷跡はかなり目立ちます。赤くなっています。見ると、おおお〜!と内心叫びます。
温泉に行くときは何となくタオルで覆ってしまうけれど、一体なぜそんなことを自分でもしているのかわからなくなって笑ってしまいます。堂々としてればいいのにね。
でもきっとじきに、平気になると思います。

いろいろな人たちに生かされて、私はここにいるのだと感じる事が出来たのも、筋腫ちゃんがいたおかげ。おかげで弱虫な私も以前よりも少し強くなれました。

さあ、来月は海外へ行きますよ。現地のプールで泳いでみたいな!


わたしは元気です

退院してから5ヶ月が経ちました。

もうお腹の痛みは全くなくなりました。お腹を見なければ、手術をしたことさえ思い出しません。本当にありがたいことです。

もしこれから手術を受ける方がこのブログを見てくださっているならば、大丈夫です。もうわたしたちにできることは体調を整えておくことだけです。

怖くて不安で仕方がないと思いますが・・・それに対する備えは・・・

思い切りジタバタすることです。好きなものを食べて、可能な限り行きたい場所へ行って会いたい人たちのところへ行って、今ここにいられることがどんなに素晴らしいことかを心や身体に刻んでください。

きっと大丈夫!

美人姉妹と過ごすゆったり時間。美味しい珈琲はちびちびではなく、ごくごく飲みたいのでおかわりが200円でできてうれしい。

今年に入っていくつか新しいことに挑戦しているのだけれど、まだ2月なのに、でもどうやら、ものすごく楽しいけれど、私本来の性質には向いていない類のものだぞ、と感じてしまった。感じてしまったけれど、もう始めてしまったことだし、さあどうしよう。

こういう時は、好きとか嫌いとかは考えずに、どっぷりとその知識の空間に飛び込んでみます。熱いお風呂に入るのは苦手だけれど、思い切ってお湯につかってみると、そのうち慣れてきて案外気持ちいいなと感じることはありますよね。これもありかもね、とか調子のいいことを言ったりして。

今は愚直に、見るもの出会うもの全てを、取り組んでいる世界の言葉に変換をして考えています。その結果、それがわたしの新たな身体の一部になって、新しい景色を見てみたいと思っています。

術後2ヶ月

開腹手術から2ヶ月。おかげさまで順調に回復しています。
週に2回のプール通いも続いています。いろいろな泳法を試してみたくて水泳教室にも入会しました。水中の静けさと開放感。久しぶりに思い切り身体が動く感覚。全力で泳いだ後にやってくる身体中の力がふっと抜ける瞬間。そこから先は余計な力が抜けた状態になり、楽に前へ進むことができます。陸上でもこの状態でいることが理想です。

散々悩んで手術を受けたことで、そんなに多くはない、本当に大事なことに気付かされました。術前は、心配をして声をかけてくれる家族や友人、そして自分自身に、「大丈夫!私は平気!」と言い続けて(言い聞かせて?)きましたが、振り返ってみると、そう思い込むことで実際の症状や不安を見ないふりをしてきたように思います。草取りをしては心臓はバクバクするし、駐車場から職場までの短い距離が歩けなくて、息を整えていた日々も、慣れてしまえば日常になっていました。そんな日々が、手術を受けたことで一変しました。どれだけ身体に負担をかけた生活を送っていたのか恐ろしくなります。

与えられた時間は有限であることを実感した今、機嫌良く、自分らしく、ゴロゴロと喉を鳴らしながら探究心全開で過ごしていきたいと思っています。






突如として水泳に夢中💕

1月18日の水着購入から始まって、19日からプールに通い始めた。
本日2月1日現在で、6回泳いだ。
最初はほとんど泳げず、隣のレーンの人の泳ぎを見よう見まねしながら、クロールからスタート。1月24日からは水泳教室に入り、さまざまな年齢層の泳ぎ手の方々と共に練習を行っている。水泳教室のレベルは高く(なぜか最上級クラスに入ってしまった)自己流で泳いでいた私にはとても難しく、初回でリタイアしたくなったが、先生がとても親切で丁寧に教えてくださる。自分のカッコ悪さに呆れつつも、どんどん泳ぐことの楽しさに魅了されている。

水着を買ってみた

好きだった水泳。
筋腫持ちならば、決して身体を冷やしてはいけないよ、と誰だったかに言われてからはプールからは遠ざかっていた。

手術を受けて少し落ち着いた頃、(お、これでまたプールに通える!)と思ってうれしくなった。このだらけきった体を人前に晒すのは恥ずかしいが、プールサイドでは誰も見ていないだろう(と思うことにした)。

今日で手術を受けてから43日目。もういいよね、泳いでも?
勢いでSpeedoの水着とSWANSのゴーグルを購入した。格好から入るタイプです。耳栓とスイムキャップも準備した。おお、泳げる人に見える!!!?

明日の午前中、久しぶりに水の中で無心になる時間を楽しみにしている。

名前をつけられない不安

手術をすると決まったものの、日程がなかなか決まらず不安だった。
義母からは、心配したり考えてもどうにかなるものじゃないんだから、心配するのはやめなさい、と言われた。ほんと、そうできたらいいなと思いながら、考えることをやめることはできなかった。それってどうやってするの?

私を救ってくれたこと。
一人でドライブに出かけて、好きな音楽を聴きながら知らない街を走り、食べたことのないご当地ご飯をいただいて、見たことのない景色を見ながら旅をすることだった。

私は実のところ何を恐れているのか。避けてきた手術を受けることになった今、心をどう準備したら納得することができるのか?ここで自問自答タイム <わたしはさー、でもさー、こうできたらきっと・・・>。

考え続けることで、不安に陥ることもある。けれども更に考えることで、光が見えることがあることも知っている。普段は即決、直感優先型の私だけれど、理解できないことについては自分と対話しながら考えて決断をしてきた。

他人に何かを言われても決めるのはわたし。手術が本当に嫌ならば、私はそれをやめることもできる。逃げるという選択肢もある。

3ヶ月という待機時間中に、とことん自分自身と話し合った結果、もし手術をした結果何かが起こったとしても受け入れてみようと決めた。だからこれから待ち受ける痛みに関しては恐怖を感じていたけれど、その他の不安については一切無かった。今考えてもどうにもならないと思っていた。
*筋腫が急速に大きくなったため、悪性であることも疑われた。直径20cm×20cm位と言われるも、術前検査のMRIでは器械で撮影しきれないくらいの大きさの子宮だった。オペ後に病理にまわしてみないとわからないので、今後更に何かが見つかった場合は、その時に治療方法を考えてみましょうと言われていた。

さすがに、オペ室に呼ばれる前は心臓はばくばくした。
いざ看護師の方が病室に迎えに来てくださったときは客観的にオペ室へ向かう自分を見つけることができた。ここで、オットの弟Rくんの「初めての手術、楽しめばいいよ」とMさんの「美しく立派な鯉となれ!」の言葉を思い出す。

そうだ、楽しんでこよう。私にできることは立派な患者でいることだけだから!
何がその人にとって励まされる言葉になるかわからないものですね〜😊

オペルームに来てからは、キョロキョロしながら脳内実況中継。
手術室は想像以上に雑然としています、点灯すると眩しそうなライトが手術ベッドの上にはあってドラマみたいですね〜、部屋はかなり冷えますがベッドはふかふかで暖かいです、オペ中はみなさん寒くないのでしょうか?麻酔医の先生の眉は太くてりりしいです・・・。どうしようもない実況中継ですが、随分落ち着いた。

術後病室に戻ってきた私に夫が声をかけると私はにやにやへらへら笑っていたらしい。
そしてもにゃもにゃと何か話していたらしい(私の記憶では手術前後の話をした)。

 

歩く速度で回復を知る

スーパーまで散歩を兼ねて往復40分歩いてみた。
お腹も足も痛むことなく歩くことができてうれしい。術後2週間目の時にも同じ距離を歩いてみたのだけれど、その時は80分以上かかった。
改めてわたしを動かしてくれる身体に感謝したい。ありがとう。今年もよろしくお願いします。

術後 / 24日目 入院や手術にかかった経費

今回の入院及び手術にかかった経費の請求書が郵送で届く。
約17万円でした。個室料金10日分を含んでこの値段だったので驚いた。
日本の保険制度に心から感謝。

また、手術をしたことで月に2,500円はかかっていたナプキン代、朝晩飲んでいた鉄剤、ディナゲスト(これが高かった)も必要なくなった。また、月の半分は悩まされていた頭痛が無くなりロキソニンも手放すことができた。


退院前、保険会社へ提出をする書類を病院へ依頼。

診断書作成料(1通)5400円 X (2通)をお願いして待つ事3週間。到着後すぐに保険会社へ必要書類を郵送。翌々日には、県民共済からの振込、1週間後にはソニー生命の振込を確認。今回の保険請求で支払われた額は、県民共済26万円。ソニー生命30万円。失業保険の給付もまだな上に、入院、手術費用だけでなく、3ヶ月間の事前検査でかかった費用も少ない額ではなかったので、保険から支払われたお金は大変助かった。